住宅の断熱等級を決める要素である UA値(外皮平均熱貫流率)という値があります
例えば愛知県なら 断熱等級4は0.87(W/㎡K)ZEH基準である断熱等級5は0.6(W/㎡K)というUA値が定められています
UA値が小さいほうのが熱が逃げにくい住宅 断熱性能が優れている住宅となります
UA値は その住宅全体から冬は室内から逃げる 夏は外から入る熱を その住宅の例えば天井・壁・床など住宅を囲む面積(外皮面積)で割った数字です
外皮面積1m2あたりどれだけ熱が逃げるかとうい値です
自分の家と他の家は 当然大きさが違うので 外壁面積もが違いますので 比較するときに使う値です
ただUA値だけを見ても その住宅全体でどれだけ熱の移動があるかわかりません 外皮面積で割る前の熱損失量の合計((W/K)を見るとその住宅全体の熱の移動 つまり どれだけ暖房や冷房能力が必要かわかります(換気や漏気などの損失熱量はふくまれていませんのでざっくりの計算ですが)
例えば UA値0.6で外面積が350㎡(約50坪程度の家)とUA値0.87で外皮面積が250㎡(約30坪程度の家)の場合 0.6×350=210W/K 0.87×240=209w/kとなって 住宅の暖冷房の光熱費はほぼ同じとなります
UA値でみると当然0.6の方が断熱性能が高いので暖冷房の光熱費が安い感じがしますが 建物の大きさでみると上記のような結果になります
住宅会社さんからUA値の説明を受けるときには熱損失量の合計((W/K)はどれくらいかもお聞きした方がいいと思います