性能だけではなく心地よさがある家づくり


まずは性能を担保する


人間だけが自分の家で寿命を縮める可能性がある ある方から教えていただいたことです

耐震性能が低い 断熱性能が低い家を建てることによって寿命を縮める可能性があります そのような家は建築してはいけないと日々考えています

暖かい家 耐震性能が高い家 性能を担保した 本来なら普通で当たり前の家

これを担保することが心地よさがある家の最低限の条件です 

そのためには

健康を阻害しない室温18℃以上を概ねキープ

暖房時期 無暖房でも18℃以上を概ねキープできるように温熱ソフト ホームズ君省エネ診断を使用してシミレーションして設計 そして実物件で実測して シミレーション結果と比較して精度を検証しています

許容応力度計算で耐震等級3

性能表示より精度が高い許容応力度計での耐震等級3を標準仕様としています

気密性能を重視

気密性能はC値0.3以下にすることで換気設計と空調設計が計算通りに実現することが可能です


性能だけではない心地よさがある家とは


私が住宅の温熱環境を考えるきっかけとなった 岐阜県森林文化アカデミーの辻先生は 常に温熱講習時に 心地よさを大切にしてほしいとよく言われていました

心地よさをつくるものとして

意匠 計画 性能 雰囲気の4つを上手にリンクさせることが大切です

性能においての心地よさとは

暑くも寒くもない空間

  • 高気密高断熱住宅になると冬は暖房のちからを頼らなくても 家は暖かくなります 暖房をつければ冬は室内は半袖半ズボンでも大丈夫という環境も実現できます そうではなく 暖房をつけなくても18℃以上室温がキープでき 冬の普段着で寒くないという環境もいいと思います さらに光熱費の削減につも繋がります

家族それぞれが心地よいと思う場所をつくる

  • お休みのときの家族 くつろいでテレビや読書をする人 炊事洗濯をする人 室内で遊んでいるお子さん いろいろな動作で生活しています くつろでいる人は運動量が少ないので発熱量が少ないです 動いている人は発熱量が多いです 同じ空間でも発熱量が少ない人は寒く感じ 発熱量が多い人は暑く感じますそんなときは 寒いと感じる人は 窓際で太陽の日射を浴びて暖かくなり 暑いと感じる人は薄着になってそれぞれが調整することによって それぞれの心地よさを実現することが可能です

家族それぞれのこだわりを実現する

  • 心地よさは温熱環境だけではありません 家族それぞれのこだわりや趣味があります それぞれのこだやりや趣味をヒアリングやアンケートでしっかり調べて その空間を実現していきます

心地よさがある家の設計ステップ


森林文化アカデミー 辻先生から 教えていただきました 心地よいエコな暮らしを実現するための設計手法・ステップがあります それは

  • 1 気候特性を読む
  • 2 地域環境を読む
  • 3 暮らしを読む
  • 4 プランニングを行う
  • 5 躯体性能をデザインする
  • 6 エネルギー性能をデザインする
  • 7 暮らしのメンテナンスをする

以上のステップを忠実に守って心地よさがある家づくりを進めていきたいと考えています 

私の持論ですが 「教えられたことを 教えられたとおりに実践すると おしえられた通りの結果が得られる」

心地よさがある家での生活をお楽しみください