夏、エアコンではなく、そよ風が気持ちいい

夏は冬と逆の考えで、太陽の光を遮断する事と風を上手く取り入れる事です

夏の冷房時(昼)に開口部から熱が入る割合73%もあります

 

 

 

出典:(一社)日本建材・住宅設備産業協会 「省エネ建材で、快適な家、健康な家」より

夏、太陽の光を遮断する方法

①軒先を大きくとって太陽の熱を遮断する

 

 

家を建てる地域ごとの夏と冬の太陽角度は違います その角度を考慮して、冬は日差しをいれて夏は日差しをさえぎる軒先の大きさを決めます

 

 

②開口部に外付けブラインドと室内側にレースカーテン設置

 

東側と西側の窓は、夏直射日光が入るので、外付けブラインドを取り付けることによって、太陽熱遮断にかなり効果があります

太陽熱を約80%カットします

 

夏日差しを遮断すれば、涼しさが違ってきます

同じ気温でも体感温度が違うと、「涼しさが違う」 体感温度=室温ではない

体感温度とは?

 

 

 

 

住宅における体感温度={室温+(天井・壁・床の表面温度)}÷2

夏は日差しをさえぎり、冬は日だまりをつくる パッシブ設計の基本です

風の利用

夏 室内に風を通して、なるべくエアコンを使わないで心地よい環境をつくる

 

一般的には、風速1Mにつき1℃冷たく感じると言われています。

夏の風を上手に取り込むことによって、エアコンの稼働時間を減らすことができます

風を通して、太陽の熱をさえぎると、そうではない場合と比べて冷房費用を30%から40%削減

できます

つまり、燃費向上になります

 

出典:2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会

そして自然の風によって、心地よい環境ができます