冬、ぽかぽか陽気で、すごすには
冬は太陽の力を最大限に利用する
太陽の熱量は、ストーブ並みに大きい
晴れた日の冬の南の窓に1㎡に当たる、太陽の熱量は900Wほどになります。
窓にはガラスがありますので、実際には普通複層ガラスで80%を室内に取り入れることができるので720Wになります
一般的な南の大きな窓は3.6㎡くらいなので、
3.6㎡×720w=2592w取り入れることができます 一般的に使う800wの電気ストーブ3台分の熱量が電気代なしで、ただでもらうことができます
この熱量を最大限に利用すれば、さらなる燃費向上につながります
冬、太陽の熱を利用するとどれくらい得をするのか?
年間の暖房費を約30%削減できます
太陽熱を利用しない平均的な家の年間暖房費は約1万7千円ほどですので、約5千円削減ができます。これは、高効率のエアコンの場合ですので、それ以外の暖房機器ですともっと得することができます
冬、太陽熱利用で冬の室温も違ってきます
6.4℃の温度差によって、暖房の稼働時間が少なくなるので、光熱費削減できます
太陽の熱は日中のみですので、冬の夜対策は必要です
冬の日中は窓から太陽の熱を取り入れますが、夜は太陽の熱がなくなり、窓から冷気を取り入れてしまうので、夜の工夫が必要です
冷気を遮断して、室内の暖気を逃さないために、夜は雨戸やシャッターなどの室内建具を閉める必要があります
日中レースカーテンあけ+夜間雨戸閉めの対策をした場合
出典:HEAT20設計ガイドブック
約25%の暖房負荷(暖房の料金)を減らすことができます
冬の日中は、なるべくレースカーテンを開け太陽熱を取り入れ、夜はカーテンや室内ブラインドを閉めて、熱を外に逃がさない工夫が必要です
しかし日中、レースカーテンをあけると、外から丸見えですので、丸見え防止対策も必要です 丸見え防止対策の例
夏、そよ風かぜ
夏は冬と逆の考えで、太陽の光を遮断する事と風を上手く取り入れる事です
夏の冷房時(昼)に開口部から熱が入る割合73%もあります