ムラのない室温で、不快をなくす

 

暖房してても、足元が寒いと感じる事ありませんか?

冬の窓際寒いと思いませんか?

 

 

室温ムラは快適環境の敵

熱い天井 冷たい壁や窓は不快のもと⇒原因は気密・断熱性能不足 つまり高性能なエコハウスではない証拠です

 

どうして暖房していても、足元が寒くなるのか?そして、窓際が寒いのか?

それは、気づいていない家の隙間から外からの冷気が入りこんで、足元に降りてくるからです 暖かい空気は上にいき 冷たい空気は下へいくとういう性質があるので、上下の温度差ができてしまい、足元が冷える原因になるのです

冬場に冷たい窓ガラスの近くにいると、急に寒さを感じることはありませんか?それは、人の体から放出する遠赤外線が、冷たい窓ガラスにどんどん吸収されてしまうので、体温が急減に下がるためです 大人より背の低い子供ほど寒い思いをします

この状態をコールドドラフトと言います

快適さの代名詞頭寒足熱の逆なので不快になります

 

コールドドラフトの仕組み

 

足元、寒ければ暖房の温度を上げればいいだけではないか?

 

理論上は、暖房の設定温度を上げ、暖かい空気が下の方まで下がってくれば、足元は暖かくなるのですが、家には、隙間があるので、その隙間が大きければ、暖かい空気は、外や他の部屋に逃げてしまって、足元まで下がってきません。

この家の隙間の事を気密といいます。

         

 

 

 

高能なエコハウスなら上下の温度差が3℃という快適性

 

 

足元が暖かければ運動不足を解消して風邪も防ぐ

1日中暖かい部屋にいた場合と室内の温度差10℃ある部屋の場合を比べると、温度差がある部屋にいた人の歩数が約1400歩少なくなるという報告があります。

また、リビングとトイレの室温の差が10℃ある場合とない場合と比べると、1日の歩数は、約2000歩少なくなります。寒いので、動くのが億劫になることが原因です

人の活動量は部屋の温度に左右されるので、寒い冬に不足がちな運動量は、足元まで暖かい部屋で解消されます

床の暖かさが活動量に影響する実験があります

複数の幼稚園において、床材と園児の活動量の関係を検証した実験です

 

 

慶応義塾大学理工学部システムデザイン工学科主任教授 伊香賀俊治資料より抜粋

コンクリート+板張りの床は足元が寒く、無垢材二重張床は足元が暖かいです 全体の室温も無垢材二重張床の園舎の方が高断熱で暖かいです

暖かい園舎の園児の方が、1.3倍~1.6倍歩数が多く、活動量が高いです そして欠席率も低く、インフルエンザにもかかりにくいそうです

 

ムラのない室温とは、部屋の上下のムラだけではありません

家全体のムラのない室温を実現できることも可能です

高性能なエコハウスの断熱レベルは、HEAT20G2レベルです     HEAT20とは

 

 

出典:HEAT20設計ガイドブック

 

家全体の室温ムラがなくなると暖房設備がない、トイレも暖かくなります

     

普通の家のトイレの室温           高性能住宅のトイレの室温

 

 

 

暖房停止後の温度低下が少なくなる

 

 

出典:HEAT20設計ガイドブック

ムラのある室温だと冬だけではなく、夏の不快になる

夏は、1階より 2階・3階の方が暑くなって、日中2階へ上がると暑さでむーんとなったり、夜寝るときに2階にある寝室のエアコンの利きが悪くなったりします

 

 

ムラのない室温を実現すると、寒さ暑さの不快をなくして快適空間が実現します