家の壁:耐力壁と断熱材を合体させた断熱パネルってどう?
現在、家の耐震性を決める 筋交に変わって、ベニヤのような面材を家の外周に張って、耐震性能を高める耐力壁を採用する企業が多いです
その耐力壁に生産工場で壁の断熱材をあらかじめ張って出荷する断熱パネルが最近多くなっています
弊社でも、標準仕様としてLXILのスーパーウォール工法を推奨しています。
スーパーウォール工法
先日、弊社も間接的にかかわっている新築物件でスーパーウォールとは違う断熱パネルを取り付けました。
コーチパネルという断熱パネルです↓

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スーパーウォールとコーチパネルを比較すると
耐震性能を現す壁倍率の比較は(筋交、耐力壁もない壁が1とした場合)
スーパーウォール 5倍
コーチパネル 4.8倍と4.7倍が選択できます
とスーパーウォールの方が優れていますが、耐震性能をクリアするためには、家全体での壁の枚数とバランスで検討します
例えば、家の耐力壁が50枚必要となった場合 スーパーウォールなら10枚でOK コーチパネルは11枚でOKとなります コーチパネルは壁が1枚増えるのでトイレのような小窓が1つつけれなというレベルです。
コーチパネルがいいなと思ったところは、耐力壁である面材を現場ではなく、工場で機械によって釘止めすることです。釘の間隔やめり込みが均一です
※ネットで耐力壁の施工不良などで検索すると、違いがわかります
↓大建工業 耐力壁 ダイライトの施工マニュアル
お客様にとっては、当たり前のことで、それがいい理由とは思われないかもしれませんが、現場で大工さんが釘止めすると、注意はしているのですが、機械ではない人間なので、間隔が少しずれたり、めり込みが、必ず一定ではありません。もちろん そうであっても耐震性には問題はないのですが、
しかし、これって、お客様にとってあまりいい気分ではないですよね。
その点は、コーチパネルがいいと思います
断熱性能は、ほどんど差がないので、後は、価格だけだと思いますが、その点は、材料の価格と施工スピードで総合的に判断したいとおもいますので、途中経過も含めてご報告したいと思います