建築地の日当たりを確認すると、間取りは同じなのに暖冷房費に差が出ます
家を建てようとしている土地の日当たりをちゃんと確認していますか?
南向き、北向きだけではなく、隣地の家の影響による日当たりをしっかりと把握する必要があります
弊社では、ホームズ君「省エネ診断」を利用して、お客様の土地の日当たり、日陰の見える化をしてプランをご提示しています
立地条件を確認
上記の画像で立地条件による日陰を見える化して家の配置、間取りを検討します
同じ土地、間取りでも、家の配置が違うと差がでます
日照時間の差
家を東よりに配置
家を西よりに配置
画像の黄色部分が日照時間(日当たり)を示します 西よりに配置した場合のが日当たりが良いことがわかります
照度の差
家を東よりに配置
家を西よりに配置
室内の明るさは図で見ると(黄緑から赤い方に順に明るいです)両方とも余り変わりませんが、数字で見ると西よりの方が明るいです
日射熱(太陽の熱を取り入れる)
家を東よりに配置
家を西よりに配置
日射熱はリビングでは、東よりは719w 西よりは669wと 日当たりとは逆の結果になっていますが、和室、キッチンでは西よりの方が日射熱が増えています
暖冷房費の差は
設計プランが西よりの家 比較プランが東よりの家です わずかな差ですが、西よりの家の方が、年間で暖冷房費が617円の違いがあります
わずか、617円ですが10年で6170円 電気代などの燃料費が高騰していけば、この差は広がると思います。
このように、同じ間取りでも、配置によっていろいろ差が出てきます。
今回は、東南方向を空けて建てるといった当たり前の常識で検討しましたが、同じプランでものこの差があると言うことは、敷地条件を把握して間取りを検討するとしないとでは、入居後の生活環境に差がでてくると思います